すっかり間が空いてしまいました。
毎日猛暑が続き暑いですね。
人工内耳で蝉の声がよく聞こえます。
よく聞こえすぎてうるさくて、外で人と話していると声が聞こえないぐらいです。
でも、自然の音が聞こえるというのは幸せなことだと感じています。
その間に、人工内耳をしてから半年が過ぎ、8月13日で音入れから8ヶ月になりました。
ラジオやテレビ、インターネット動画配信、Zoomでのオンラインミーティングなどに参加したりなどして、リハビリに励んでおります。
電話の声はまだまだ苦手です。
Zoomのミーティングでも、有線マイクを使ってしゃべっている人の声はいいのですが、PCに内蔵のマイクでしゃべっている人の声はこもっていて少し聞き取りにくく感じます。
テレビの方は、笑点の大喜利なんかは字幕がなくてもそこそこ聞き取れるようになってきました。
今まではテレビの字幕を点字で表示する特殊な方法を使ってテレビの字幕を読みながら見ていたのですが、最近はそれも必要なくなってきました。
ただ、バラエティー番組のように笑い声が混ざるような賑やかな感じの番組や、ぼそぼそしゃべるようなのはうまく聞き取れないことがあります。
声は相変わらずテープを遅くしたような、低い変な声で、少し音割れしたような音に聞こえます。
このことに関しては、誰に聞いても答えが得られません。
たいていみんな「そのうち自然な声に聞こえるようになる」みたいなことをいわれるのですが、8ヶ月経った今でもやはり変な声です!
これって人工内耳の特徴でどうしようもないことなのでしょうか?
さて、8月11日、4回目のマッピングに行ってきました。
今回も、大学病院に到着すると、入り口で手を消毒させられました。
ただ、今回は入り口での検温はありませんでした。
しかし、耳鼻科の待合室では体温計で熱を計られました。
今度は36.8度でした。
相変わらず大学病院の体温計で測ると少し高めですね。
うちで測ると36.2とか3なんですけどね。
これって体温計のせいなんでしょうか?
さて、いよいよマッピング。
今回はSTの先生の声は普通に聞こえました。
また、それなりに時間をかけてマッピングしてもらうことができました。
私の使っている人工内耳のプロセッサーには、4つのマップを記録しておくことができます。
デジタル選挙区のラジオなんかで、プリセットボタンを押すと放送局を呼び出せる機能がありますが、そんな感じで、Stの先生が設定したマップをプリセットに記憶しておいて、リモコンのボタンで呼び出すことができるのです。
人工内耳のマッピングというのは、どの電極をどのぐらいの強さで刺激するかを決めるような作業です。
私の使っている人工内耳の電極は、上下12対、24本あるそうです。
低い音の電極を強く刺激すると低い音が強調されて聞こえますし、高い音の電極を強く刺激すると高い音が強調されて聞こえます。
オーディオ機器のイコライザーのような感じです。
また、デフォルトのボリュームや、マイク感度を設定することもできます。
ただし、こちらは装用者がリモコンを使って自分で変更することも可能です。
リモコンには、プログラムを変更するボタン以外にもいくつかボタンが付いていて、例えばボリュームを大きくしたり小さくしたり、マイク感度を上げたり下げたりすることもできます。
マイク感度を上げると遠くの音が聞こえやすくなる反面、雑音を拾いやすくなるというデメリットもあります。
私は割といつもマイク感度を比較的高めに設定しているのですが、先生から
「雑音を拾いやすい設定になってるけど大丈夫ですか?」
と聞かれました。
「うるさければ自分で感度を下げるから大丈夫です」
と応えました。
さて、今回もマップの微調整を行いました。
以前の記事にも書いたとおり
「ブ(低い音)」
「ポ(中間の音)」
「ピ(高い音)」
3つの高さの異なる音を聞いて、音量を比較するというものです。
今回も、ここで聞いているとほぼ同じような音量に聞こえるのですが、実際の音では中音域の音が聞き取りにくいので、中音域の音は少し小さいと報告して、中音域の音を少し大きめに設定してもらいました。
そのあと診察を受けたのですが、次回の日程の相談だけでした。
もう少しちゃんと診察してほしい、
というのが率直な感想ですけど、症状が安定しているので必要ないということなのでしょうかね。
そんな感じで、今回のマッピングは終了しました。