もう一つ多かった質問は
「人工内耳は片耳に入れたのか?両耳に入れたのか?」
との質問です。
人工内耳装用者の多くは、片耳のみに人工内耳を装用します。
もちろん、両方に入れればステレオで聞こえますので音の方向間もわかりますし、また騒がしい環境での聞き取りもよくなるといわれています。
特に視覚障害者にとって、音の方向がわかることは重要です。
しかし、保険の適用など様々な理由で、ほとんどは片耳のみ人工内耳を装用するケースが多いようです。
人工内耳を装用後、聞き取りを改善するために両方を希望する人もいるかもしれませんが、少なくとも一片に両方入れることはないと思います。
ちなみに、自分の場合は、普段左耳に補聴を入れて聞いていました。
右も多少は聴力が残っていて少し聞こえるのですが、音が
変に聞こえてまともに言葉として聞き取るのが難しいので、何となく音を聞くぐらいにしか使っていませんでした。
ですので、いつも使っている左耳はそのまま残して、右耳に人工内耳を入れました。
人工内耳を入れて音が入っていない現在右耳は聞こえないのですが、普段会話に使っている左耳はそのまま残したので、病院の先生や看護婦さんとの会話はなんとか左耳でやっています。
補聴器と人工内耳を併用することで聞き取りが改善するともいわれており、今後は左側補聴器、右側人工内耳で聞いていくことになるかと思います。