前回は、人工内耳のメーカーと、各社の特徴について書きました。
それでは、Dreamはいったいどのメーカーを選択したのか?
答えを発表します。
♪ジャジャーン!♪
答えは
メドエルです。
当たりましたか?
まあ、当たっても、なにもプレゼントが出ないのですが(すいません)
「人工内耳との出会い」の記事で書きました。
- できれば残存聴力を残したい
- 内耳の構造をできるだけ保ち、将来新しい治療法が確立された場合にそれを受けられるようにしたい
上記の理由から、柔らかい電極で、内耳への負担が少ないと思われる、メドエルを選択しました。
先生からも、
「聴力がまだ残っているのでメドエルでやろうと思う」
といわれました。
自分でも調べて、メドエルの電極には上記の特徴があることがわかったので、賛同しました。
東大病院のサイトに、コクレアとメドエルの人工内耳を比較した資料が掲載されています。
この資料の末尾に、下記の記述があります。
聴力温存型人工内耳はメドエル社のみ保険認可されておりま
すので、メドエル社の人工内耳を使用します。その基準に満た
ない方でも残存聴力を 生かせる可能性がある場合 にはメドエル
社をお勧めします。
このように、残存聴力を生かす場合には、メドエル社がお勧めとの記述があります。
ということで、自分の希望に添っていると判断しましたので、メドエルを選択しました。
また、メドエルは低い音から高い音まで自然な音が聞こえるといわれています。
ただ、こればかりは、補聴器のように各メーカーの人工内耳を取り替えて比較するわけにいきませんので、なんともいえません。
ここは、先生やメーカーのパンフレットを信じるしかないところです。
いや、先生だって、実際に人工内耳の音を聞いたことはないですから、ここはほんとうに難しいところですね。
とにかく、1度選んだら一生涯のお付き合いになるわけですから、メーカーのサポート体制なども含めてよく検討する必要があると思います。
ちょっとメドエルを宣伝しすぎたかな?
もちろん、他のメーカーが駄目といっているわけではないですよ。
実は、コクレアのサポートにもメールで問い合わせたりしたのですが、いろいろ質問に答えてくださいました。
メドエルは、メールしても、たまに返信がないことがあったりしました。
返事がないから、電話したりとしました。
電話はフリーダイヤルで24時間受けつけているのはすばらしいですが、電話しても担当者がいないことが多くて、メーカーの受付窓口なのに、電話に出た人がこちらからの質問に答えてくれなかったりすることがありました。
担当者曰く
「この電話は受付だけなのであとで担当者から折り返し電話します」
とのこと。
えっ?受付だけ?
メーカーの窓口に電話してるのに?
それに、これから人工内耳をしようとする人は聞こえない人がほとんどなのですから、ちゃんとメールに返信してもらわないと困りますよ。
そういう点では、コクレアのサポートの方が対応がいいと思いました。
この対応で、一瞬コクレアに浮気しちゃおうかと思ったぐらいですよ。
でも、メドエルにしちゃったけど。
あ、もう一つの、AB社はあまり考慮に入れませんでした。
あんまり使ってるという話を聞かないし、他のメーカーに比べて特別いいとも思わなかったので考えませんでした。
そんな感じで、かなり独断と偏見があるかとは思いますが、これから人工内耳を選択する方の参考になれば幸いです。